WITH INKLINIC / TOKYO / UENO
痛みが不安な方へ。
麻酔利用に対応したタトゥースタジオ
麻酔クリームを選べます(希望制・追加料金なし)。塗るのは同じビル1階の提携医療機関 inklinic の医師または看護師で、初回は医師の診察があります。麻酔を使っても痛みが残ることがあり、感じ方には個人差があります。
IN 30 SECONDS
30秒でわかる、麻酔利用のタトゥー
麻酔の使用可否は医師の判断に基づきます
塗るのは同ビル1Fの提携医療機関 inklinic の医師または看護師です。初回は医師の診察があります。スタジオが医療行為を行うものではありません。
注射ではなく、肌に塗るクリーム
痛みが不安な方は、希望制で選べます。麻酔を使っても痛みが残ることがあり、感じ方には個人差があります。
麻酔代は施術料金に込み・追加料金なし
料金に麻酔が含まれていて、施術中に塗り足す場合も追加料金はかかりません。
TWO-STAGE NUMBING
一次麻酔と二次麻酔、当日の実際
一次麻酔:施術の前に塗る
同ビル1Fの提携医療機関 inklinic の医師または看護師が、施術前に麻酔クリームを塗布します(初回は医師の診察があります)。肌になじむまでおよそ50〜70分かかるため、その待ち時間はデザインの最終すり合わせに使います。位置・大きさ・細部の表現を、この時間にじっくり詰めていきます。
二次麻酔:施術の途中で追加する
彫り始めてから1〜2時間ほど経った頃に、必要に応じてゲル状の麻酔を追加します。ゲル状の麻酔がなじむまでの目安は、およそ5分です。追加の要否の判断と塗布も inklinic の医師または看護師が行い、追加料金はかかりません。
麻酔を塗った肌は独特の感触になります。inkly のアーティストは、麻酔を使った肌の状態を踏まえて彫り進めます。
色抜けが心配な方へ。麻酔を使ったからといって色が抜けやすくなることはない、というのが当店の見解です。
麻酔を使っても痛みが残ることがあり、感じ方には個人差があります。
COMMON QUESTIONS
麻酔を使えば痛みはなくなる?よくある誤解
麻酔を使えば、痛みはなくなりますか?
なくなるとは言えません。麻酔を使っても痛みが残ることがあり、感じ方には個人差があります。部位やデザイン、休憩の取り方も、事前にあわせてご相談ください。痛みがなくなると約束するような広告にはご注意ください。
麻酔を使うと仕上がりが落ちますか?
「麻酔を使うと発色や仕上がりが落ちる」という説をよく見かけますが、医学的な根拠が示されないまま語られていることがほとんどです。大切なのは『使うか・使わないか』ではなく『誰が・どう使うか』です。
自己判断の市販麻酔は危険です
海外では高濃度の外用麻酔が個人向けに販売され、重大な健康被害が問題になっています。米国FDAは2024年、タトゥーやレーザー脱毛の前後に使う高濃度の外用麻酔製品について、広い範囲に塗る・ラップで長時間覆う・傷のある皮膚に使うといった方法が、不整脈・けいれん・呼吸障害などの重篤な副作用につながり得ると警告しました[1]。だからこそ麻酔は、医師・看護師の管理下で使うことが大切です。
TYPES & REALITY
麻酔の種類と、タトゥーでの現実性
結論として、タトゥーで現実的に検討されるのは主に『塗る表面麻酔』です。注射を伴う麻酔はいずれも医師が関わる領域です。
| 種類 | 行うのは | タトゥーでの現実性 |
|---|---|---|
| 表面麻酔(クリーム・ゲル) | 医師の管理下 | ◎ 主に検討される |
| 浸潤麻酔(局所注射) | 医師のみ | × まれ |
| 伝達麻酔(神経ブロック) | 医師のみ | × ほぼ無い |
| 静脈内鎮静 | 医師+全身管理 | × ほぼ無い |
| 全身麻酔 | 麻酔科医+認可施設 | △ 海外で長時間作品に事例 |
海外では長時間の大型作品で全身麻酔・鎮静下の施術例があり、米国麻酔科学会(ASA)も患者向け指針を公表しています。ただし同学会は『タトゥースタジオは麻酔を受ける安全な場所ではない』とし、麻酔は生体監視と救急対応ができる認可施設で麻酔科医などの専門職が行うべきだと明言しています[3]。日本では、麻酔は医師の領域です。
THE 'STRENGTH' MYTH
「40%」「100%」という強い数字の誤解
市販のタトゥー用麻酔クリームには「40%」「55%」、ときに「100%」といった大きな数字が並びます。強そうに見えますが、これは大きな誤解のもとです。米国FDAが市販の外用鎮痛薬に認めている代表的な麻酔成分の濃度は0.5〜4%で、FDAは4%を超える市販品を避けるよう消費者に勧告しています[1]。
製品名の「40%」は標準化された濃度ではなく、ブランドの“強さ表示”に過ぎません。FDAの警告書では、ある『Numbing Gel 40%』の有効成分の濃度が、実際には8%と記載されています[2]。名前と中身は一致せず、「100%」に至っては麻酔薬として成り立たない誇大表示です。
数字の大小は、安全性や有効性の指標にはなりません。麻酔は“%の大きさ”で選ぶものではなく、医療の知見のもとで判断すべきものです。
LEGAL (JAPAN)
日本での法的な注意点
注射を伴う麻酔は、医師(歯科領域は歯科医師)でなければ行えません。医師でない者が業として麻酔の注射などの医行為を行えば医師法第17条違反にあたり、罰則は同法第31条で『3年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金、もしくはその両方』と定められています[4]。行政処分ではなく、前科がつきうる刑事罰です。アーティストが麻酔の注射を行うことはできません。
タトゥー施術そのものは2020年の最高裁決定で『医行為にあたらない』と整理され、医師免許がなくても違法ではないとされました[5]。ただしこれは『施術』についての整理であって、『麻酔』を認めたものではありません。
注意は注射に限りません。医療機関がタトゥーの前に使う表面麻酔クリームも、添付文書に『医師等の処方箋により使用すること』と書かれた医療用医薬品(処方箋医薬品)です。医師の処方・管理を離れた入手や、業としての使用は薬機法違反となりえます。『クリームならアーティストが自由に塗ってよい』わけではありません。だからこそ、麻酔は医師の管理下で扱うことが前提になります。
※ 本ページは一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。法令の解釈は個別の事情により変わりえます。
HOW IT WORKS
施術と麻酔の役割分担
タトゥー施術は inkly tattoo が、麻酔の相談・処置は提携医療機関が担当します。役割を明確に分けることで、安心して施術を受けていただけます。
inkly tattoo(当スタジオ)
デザイン相談・カウンセリング・タトゥー施術・アフターケアのご説明。痛みが不安な方への配慮を大切にしています。
FAQ
麻酔・痛みについてよくある質問
Medical Supervisor
監修:須賀 公佑 医師
医師・認定産業医、inklinic代表、株式会社デルマト代表取締役。慶應義塾大学医学部卒業。2024年、日本初の医療連携タトゥースタジオ inkly tattoo を設立。麻酔クリームの扱いや衛生管理など、医学的知見に基づいた施術環境づくりに取り組む。
