使用機材と衛生について

    針・インク・ステンシル・洗浄水・手袋まで、当店が実際に使っている製品と、それを選んでいる理由をそのまま公開します。気になる点は施術前にいつでも聞いてください。

    ここに載せているのは当店の標準品です。アーティストによって好みの針やマシンが一部異なることがありますが、針については「滅菌済み・個包装・使い捨て」という基準を全員が守っています。

    PRINCIPLES

    衛生の基本方針

    針は1人1本、使い捨て

    針はすべて滅菌済みの個包装カートリッジです。お客様ごとに新しいものを使い、使用後は再利用せず針専用の容器に廃棄します。

    インクは小分けにして使い切り

    インクはボトルから直接使わず、お客様ごとに使い捨てのインクカップへ小分けします。残ったインクは次のお客様に使い回しません。

    肌に触れるものは滅菌品か使い捨て

    洗浄・希釈には滅菌済みの生理食塩水を、保護には白色ワセリンを、手袋は施術ごとに新しいものを使います。

    製品の安全データシート(SDS)をご案内できます

    インクなどの主要製品は、メーカーが性状・含有する化学物質・取り扱い上の注意を記載したSDS(安全データシート)を公開しています。ご希望の方にはどの製品のものでもご案内します。

    WHAT WE USE

    使っているもの、その理由

    針(ニードルカートリッジ)

    滅菌済みの個包装カートリッジ針だけを使い、お客様ごとに新しいものを開けます。メインは Kwadron で、アーティストの好みや表現によって Mast と Inkclaw も使い分けます。

    • Kwadron Cartridge SystemKwadron(ポーランド)メインで使用
    • Mast CartridgesDragonhawkしなりの柔らかさを好むアーティストが使用
    • Inkclaw TensionsInkclaw(香港)

    WHY

    1. 01Kwadron は価格の高い針ですが、当店の実感として針先のブレが少なく安定しており、線の精度が出しやすいためメインにしています。この「ブレの少なさ」を数値で比べられる情報は、2026年8月に当店が確認した3社の公開情報の範囲では見つかりませんでした。使用実感としてお伝えしています。
    2. 02針の当たりが柔らかいほうが扱いやすいと感じるアーティストもいるため、Mast も常備しています。この当たりの違いは針そのものではなくカートリッジ内部の膜(メンブレン)の反発によるもので、Inkclaw はこの膜の硬さを3段階から選べる形で説明しています。
    3. 03各社は、カートリッジの膜をインクなどの液体がマシン側へ逆流するのを抑えるための構造だと説明しています。針は1人に1本で、一度使ったものを別の方に使うことはありません。

    針はステンレス製です。金属アレルギーをお持ちの方は、これまでの症状を事前にLINEでお知らせください。

    インク

    広く使われている定番インクを使用しています。EUの基準(REACH規制)への適合をメーカーが表明し、SDSを公開しているインクは、2026年8月26日から提供を始めます。

    EU基準(REACH)対応インク

    • Intenze GEN-Zカラー。全色ではありませんが多くの色に対応2026年8月26日より提供開始
    • Dynamic Union Black2026年8月26日より提供開始
    • World Famous LIMITLESS導入準備中

    通常のインク

    • Solid Ink
    • Dynamic Color
    • Radiant Colors
    • StarBrite Colors

    WHY

    1. 01EUでは2022年からタトゥーインクの成分に規制(REACH規制)が入りました。日本には同様の法規制がありませんが、「成分まで確認して選びたい」というご要望が多いため、価格は高くなりますがREACH対応インクを2026年8月26日から導入します。
    2. 02通常のインクも世界中のスタジオで広く使われている製品です。REACH対応かどうかはEUの規制への適合の違いであって、製品全体の安全性を比較するものではありません。成分まで確認して選びたい方の選択肢として、REACH対応インクを2026年8月26日からご用意します。ご希望はカウンセリング時にお伝えください。
    3. 03REACHのタトゥーインク規制は、EUの当局が製品ごとに事前承認や認証をする制度ではありません。EU市場へ供給する事業者が自ら適合を確保し、各国の当局が監督する形です。またSDS(安全データシート)は危険有害性と取り扱いを伝えるための文書で、処方の全体を開示することを目的にしていないため、全成分表とは限りません。EU向けの製品では、これとは別に処方成分をボトルに表示することが求められています。

    赤系の有機顔料など、色によってはアレルギー反応が出やすいものがあります。気になる方は施術前にご相談ください。

    ステンシル(転写)

    デザインを肌に転写する感熱紙と、転写を定着・除去する液剤です。

    転写紙

    • ReproFX Spirit Classic感熱転写紙

    ステンシルプライマー(定着剤)

    • Proton
    • Hornet Honey

    ステンシルリムーバー(除去剤)

    • Electrum Tattoo Stencil Remover
    • Prep Stuff

    WHY

    1. 01転写紙は Spirit の「Classic」を指定しています。同シリーズには安価なラインもありますが、Classic のほうが転写が鮮明で、細い線や小さな文字も崩れにくいためです。
    2. 02転写がきれいに出るかどうかは仕上がりの精度に直結します。位置や大きさはステンシルの段階で納得いくまで調整できます。

    洗浄水・希釈水

    施術中の洗浄やインクの希釈には、滅菌済みの生理食塩水だけを使い、開封した回で使い切ります。

    • 滅菌生理食塩水(0.9%)滅菌済み・開封した回で使い切り

    WHY

    1. 01施術中に開いた肌へ触れる洗浄液を滅菌済みのものに統一し、開封した回で使い切っています。市販の精製水や純水には滅菌されていないものがあるため、当店では使いません。
    2. 02生理食塩水は体液とほぼ同じ濃さ(0.9%)の食塩水です。使用している製品名は施術前にご案内できます。

    グリーンソープ・ワセリン

    施術前後の洗浄にはグリーンソープ、施術中の肌の保護には白色ワセリンを使います。

    グリーンソープ

    • Killer Ink Green Soap
    • Dynamic Green Soap

    ワセリン

    • 白色ワセリン容器に「日本薬局方 白色ワセリン」と表示のあるもの

    WHY

    1. 01グリーンソープはタトゥー用に作られた洗浄剤で、滅菌生理食塩水で薄めて使います。
    2. 02ワセリンは、容器に「日本薬局方 白色ワセリン」と表示された製品を使います。施術ごとに滅菌済みの使い捨てヘラで取り分け、一度出したぶんは容器に戻しません。同じ容器に器具を繰り返し入れないためです。

    手袋

    ラテックス手袋とニトリル手袋の両方を常備し、施術ごとに新しいものに替えます。

    • BLACK WOLF Latex Exam Glovesラテックス・パウダーフリー
    • 水野産業 ニトリルグローブニトリル・パウダーフリー

    WHY

    1. 01通常はラテックス手袋を使いますが、ラテックスアレルギーの方にはニトリル手袋へ切り替えます。ニトリルは合成ゴムで、天然ゴムのタンパク質を含みません。
    2. 02どちらもパウダー(粉)の付いていないものを選んでいます。粉は施術面に落ちるため、使いません。

    ラテックス(天然ゴム)アレルギーの方は、予約時または来店時に必ずお知らせください。

    マシン

    マシンはアーティストが自分の表現に合わせて選んだものを使います。肌や手に触れる部分(グリップ・コード周り)は施術ごとに使い捨てのバリアフィルムで覆い、針は個包装の使い捨てカートリッジです。

    WHY

    1. 01マシンは描き味に直結する道具で、アーティストごとに最適なものが違います。どのマシンを使うかは、カウンセリングで担当アーティストに聞いてください。
    2. 02マシン本体は使い捨てではないため、施術ごとにバリアフィルムで覆い、フィルムは1件ごとに交換します。肌に触れるのはフィルムと、個包装の使い捨てカートリッジ針だけです。

    掲載内容は2026年8月時点の当店の標準品です。製品の供給状況により同等品に変更することがあります。メーカーの説明として紹介したものは各社が公開している内容で、公的な認証を示すものではありません。特定の製品を使うことで体質による反応が起きないと保証するものではありません。ご不明な点は施術前にお尋ねください。